学校長あいさつ

                                                          

                                                           

New Era 大洲高校

校長 二宮 敬則

今年は、126年の歴史を誇る大洲高校にとって、新しい歴史を刻む年です。今年度より普通科、商業科の2学科であった本校に農業科が設置され、入学式では、3学科合わせて155名の新入生が仲間に加わりました。

新しい大洲高校は、これまでとどう違うのか、どのようなことが始まるのかをこれから説明します。

まず、統合を機に新入生から制服が新しくなります。時代の流れにあわせ、男子生徒の学ランから、男女ともブレザータイプの制服に変わります。また、夏服は男女ともにポロシャツタイプの制服を採用し、大洲地域の夏の暑い時期を少しでも快適に過ごせるように配慮しました。なお、これらの新制服は2・3年生が着用しても構いません。特に夏用のポロシャツタイプの制服は、暑さ対策に役立つのではないかと考えています。

2点目は、農業科の授業方法についてです。これまでの授業は、全て大洲高校校舎内だけで行われていました。しかし、農業科の学びは、農産物を生産しながら体験的に学んでいきます。そのため農業科の生徒は、本校校舎で授業を受けながら、週3回は現在の大洲農業高校の施設を活用しながら農業実習を行います。また、その校地間の移動については、新しく購入したバスを活用して往復します。

3点目は、施設・設備が充実したことです。昨年度は、様々な施設・設備の改修や新設のため、授業や学校行事等で多くの皆さんに不便をかけました。現在、体育館は屋根や外壁も改修され、雨漏り等の心配はありません。更にプールの跡地には、新しい部室棟も完成しました。これまで以上に部活動の活性化に期待しています。また、特別教棟3階には、新たにSTEAM教室を完備しました。STEAMとは、Science(科学), Technology(技術), Engineering(工学), Art(芸術・一般教養),Mathematics(数学)の頭文字をとったものです。課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく力を育成するために、最新の情報機器を整備した教室です。この施設は、南予地域の高校では、3番目に導入された新しいタイプの教室です。この教室を活用して、1つだけの教科にとどまらず教科等横断的な学習を進めていきます。

 4点目は、新たな学校行事を導入します。まず、2年生の修学旅行として韓国への修学旅行を実施します。今年の2年生の希望者は、さっそく5月に韓国修学旅行に行きますので、海外から日本をみつめ、日本の良さを再認識するとともに、異文化理解や交流に努め、国際感覚を養ってもらいたいと思います。高校生の時期に海外の文化を直接体験することは、これからの人生観を大きく変える学校行事になるのではないかと期待しています。

 更に、松山大学と高大連携協定を締結し、大学の先生や学生に協力していただき、大学での学び方や専門的知識を直接学ぶ機会も始まります。大学に出向くだけでなく、大学側から大洲高校に来ていただき直接授業をしていただくことや、学生と交流しながら研究する機会もあります。この提携は、県内の高校で9校が締結しています。大学進学や専門的研究内容を考えるうえで、生徒に役立つ取組になることを期待しています。

 私たち高校統合に関わった者は、新たな制服の導入や施設・設備の充実、校外組織との連携強化、新たな学校行事などを準備してきました。しかし、その準備された内容を活用して自らを高め、新しい大洲高校の伝統や歴史を作っていくのは生徒一人一人です。上級生が大洲高校の先輩として、これまで築いてきた大洲高校の歴史と伝統を後輩に引き継ぎながら、新入生とともに、普通科・商業科・農業科の3学科を有する新しい大洲高校の歴史と伝統を作っていってくれることに期待しています。