学校長あいさつ
校長 二宮 敬則
NEW ERA 大洲高校
大洲高校は、明治34年愛媛県立宇和島中学校大洲分校として創立され、その後、愛媛県立大洲中学校として独立、昭和24年の高等学校再編成による統合を経て、普通科、商業科、定時制普通科肱川分校からなる総合制高校となり、今年度創立125年、肱川分校は、創立77年を迎えます。
本校は、開校以来、中江藤樹邸址校として「知行合一(ちこうごういつ)」の精神を教育の根幹に据え、各時代における多様な要請と地域の期待に応え、名実共に県下屈指の伝統校として、ますます発展をしています。
現在、普通科320名、商業科103名の計423名の生徒が、「自律・練磨・創造」の校訓のもと、日々勉学や部活動に励んでいます。生徒は真面目で純朴であり、端正な身なりや明るい挨拶ができ、多方面から「高校生らしい高校生」であるという評価を頂いております。
令和6年度は、運動部では、カヌー部がインターハイで入賞、ソフトボール部・バスケットボール部・陸上競技部・水泳部が四国総体出場、文化部では、ビジネス部がワープロ競技で、県大会団体・個人ともに1位、全国大会個人入賞、経済調査部が商業教育研究発表大会で県大会2位、全商検定9種目1級合格者が3名(県1位)等、各分野で大きな成果を上げております。
進路実績では、進路希望に応じたきめ細かな個別指導を行うことにより、国公立大学に普通科84名、商業科3名が合格し、難関私立大学をはじめ、専門学校についても生徒の希望に応じた進路実現を図ることができています。就職希望者については、全員が公務員の職種に就くことができています。
令和8年4月からは、大洲高校と大洲農業高校が統合され、普通科4クラス・農業科2クラス・商業科1クラスを有する総合高校として生まれ変わります。これまで2つの高校が築いてきた歴史と伝統を融合することにより、新たな取組を実践し、さらなる魅力を発信してまいります。そして、生徒の知性を高め、豊かな人間性と創造力を兼ね備えた人間形成を目指す教育を推進し、国家社会に貢献できる有為な人材を育成することが新たな大洲高校の使命だと考えています。
今後も、NEW ERA 大洲高校に対しまして、御理解と御協力を賜りますことをお願い致します。