至徳堂と藤樹先生御木像
2020年3月8日 17時00分至徳堂は、本校創立期に学んだ窪田哲二郎氏からの寄付金を基金として建設され、1939年(昭和14年)に落成しました。現在、愛媛県指定史跡となっています。中江藤樹先生の邸址にふさわしい建物として、百石取の武士の住居を模して「学舎」として建設されました。敷地の整備には当時の生徒たちが参加しました。藤樹先生御木像は1942年(昭和17年)に至徳堂に安置されました。作者の関野聖雲氏は高村光雲の高弟で東京美術学校の教授でした。この木像が国鉄大洲駅に到着した日には、大洲中学校の全生徒と教職員が出迎えたという記録があります。創立百周年記念誌「大洲高等学校百年」より